美白に効果的な食べ物を調べました

美白になるためにはどんな栄養素が含まれている食物を食べればよいのか調べてみました。

ビタミンCと壊血病の関わり合い

私が、美白成分と言ったら、まずビタミンCを思いつくぐらいなのだ。
でもビタミンCが、どの様にして美白に導いてくれるかを説明できる方は、どれだけいるのだろうか。
私の場合は、確か抗酸化作用があり、コラーゲンの生成を促してくれるのでは、と言う程度だ。
ビタミンCの効果について詳しく説明できる方も少なくないと思うけど、
上手く説明できない私自信の為にも、書かせてもらいますね。

大航海時代壊血病

実は最初、ビタミンCの効果について書こうと思ったのですが、
それだとあまりにも他サイトと同じになってしまい、面白みに欠ける。 だからビタミンC不足による壊血病に苦しめられた時代、大航海時代に注目をしました。

この大航海時代と言うのは、ヨーロッパ諸国が、15世紀中頃から17世紀中頃まで新航路や新大陸の発見した期間のことを言うのだが、
長い航海の間、船員たちの食事といったら保存食で新鮮な野菜や果物を摂ることができなかった。
その為にビタミンC不足で船員たちは壊血病を患い多くの命が奪われたのだ。

この時代、ビタミンCを多く含むかんきつ類や新鮮な野菜を詰め込める冷蔵庫もなく、
壊血病にになってしまう原因すらわかっていなかったのだ。
しかし人類は、ただ手をこまねいていただけではなかったのだ。
イギリス人のクック船長が壊血病による死者を出さず世界航海を初めて成し遂げたのだ。

クック船長は、死者を出さなかったとは言え、必ずしも壊血病を克服したわけではないようです。
確かに壊血病にならないようにクック船長は、新鮮な野菜や肉、魚を調達したようです。
しかしビタミンCを含む柑橘類が壊血病に必要なのはではなく、濃縮した麦汁だと考えていたようなのです。
麦汁にビタミンcが含まれているはずもなく、かえって壊血病の予防や治療の発見が遅れてしまったとする意見もあります。

では誰が壊血病の予防・治療に大いに貢献したかと言えば、英海軍のギルバート・ブレイン卿なのだ。
ブレイン卿が統計を取り、「オレンジ・レモン・ライムなどで必ず予防や治療ができる」
麦芽汁はほとんど効果がない」との結論を出したのだ。

ギルバート・ブレイン卿が、壊血病対策を行ったのは、
1780年西インド諸島隊司令部附の高級船医に任用されてからだが、
実は、その180年前にものイギリスのジェームス・ランカスター船長が、
柑橘類が有効だとしていたが、当時は柑橘類は高価で食べ慣れなかったこともあり、
まだまだ根拠も不確かだとされ、常備されることはなかった。

その点ギルバート・ブレイン卿は、身分も社会的地位も高かったこともあり、その主張が受けいられるようになった。
このように壊血病の予防・治療に貢献した
ギルバート・ブレイン卿だが、 これにより欧米の植民地政策や奴隷貿易に拍車がかかったのではないかと思うと複雑な気持ちにさせられる。

壊血病とは

この壊血病とは、どんな病気かも調べてみました。
初期の症状は、皮膚の乾燥、脱力感、うつ状態になってしまう。
次に太ももに大きなあざが出るようになり、毛穴の周囲から点状の出血が多くみられるようになります。
小さな血豆が現れ、やがて大きな潰瘍へと広がっていきます。
歯茎は黒くなり、歯が抜けてしまい、息も臭くなります。
傷ができても治りにくいなどがあります。
体内では、動脈や毛細血管が壊疽しはじめ、血液が動脈内で凝固し、心臓血管にひどい損傷をきたします。
これが脳に障害を引き起こし、発作や動脈瘤を引き起こす原因になります。
幻覚を見たり、精神も異常をきたしてしまいます。

体内のビタミンC量がおよそ300mg以下になってしまうと壊血病を発症するといわれています。

もちろん壊血病で死んでしまうことのある恐ろしい病気なのです。