美白に効果的な食べ物を調べました

美白になるためにはどんな栄養素が含まれている食物を食べればよいのか調べてみました。

ビタミンCの発見と人間が体内合成できない理由、原因とは

壊血病が予防、治療できても、成分は不明だった

ギルバート・ブレイン卿によってオレンジやレモンなどの柑橘類が、
壊血病の予防や治療に効果があるということが分かりました。
しかしオレンジやレモンなどに含まれている成分を特定することはできませんでした。

実はこのブレイン卿の前にもオレンジやレモンが有効だと思われていたが、
明確な根拠もなく、当時高価だったレモンを常備することもできませんでした。

また他にも、壊血病に効果があったのは、酸によるものだと思われていて
保存ができるように柑橘類の果汁を煮詰めてしまったのです。
当然ビタミンCは加熱によって大部分失ってしまって壊血病に効果はありませんでした。

ビタミンCが発見される

ブレイン卿によって柑橘類が、壊血病の予防や治療に効果があると明確に分かったのは、18世紀後半。
そしてビタミンCが発見されるのは、それから約1世紀半後の1931年になってしまうのだ。
発見したのは、ハンガリー出身のセーケイ人でアメリカ合衆国に移住した生理学者であるセント=ジェルジ・アルベルト、その人である。

セント=ジェルジ・アルベルトは、ハンガリー・セゲド地元特産のパプリカから大量精製し、
またこれが以前から知られていた抗壊血病因子であることを明らかにし、ビタミンCと命名したのだ。

これによってセント=ジェルジ・アルベルトは、1937年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
氏の名言は、「発見とは、皆が目にしたものを見て、誰も考えたことのなかったものを考えることである。」と残している。
感慨深いですね。

また1934年にイギリスの化学者であるウォルター・ノーマン・ハースとエドムンド・ハーストの共同研究によりビタミンCの合成に成功した。
ビタミンCの構造が決定され学術名・アスコルビン酸命名されました。
もちろん氏も1937年にノーベル化学賞を受賞している。

これらの先人の努力によってビタミンCの効果が更に明らかになっていきました。

人間は、ビタミンCを体内で合成できない

知っているかと思いますが、人間は体内でビタミンCを合成することができません。
もしできたなら。壊血病で苦しむことがなかった。
だから食物、特に壊血病の場合は、ビタミンCを多く含む柑橘類を摂る必要があったのです。

人間は体内でビタミンCを合成できませんが、大半の動物、たとえば身近んな犬や猫も合成できるのです。
動物の中で、ビタミンCを合成できないのは少数派のようで、
ヒトやサルなどの霊長類、モルモット、果物食性コウモリ、魚類になるようです。
だから食物からビタミンCを摂らなくてはいけないのです。

合成できない理由、原因

ヒトなどの霊長類が体内でビタミンCを合成できなかい理由、原因などはハッキリと分かっておりません。
しかし、いろいろな推察があるようですが、ここでは2つ挙げておきます。

一つ目は、色彩感覚が発達し、果物を容易に取ることができ、食物からビタミンCを摂ることができたために
体内で合成する必要がなくなってしまった結果だとする意見。

2つ目は、ビタミンCはブドウ糖が材料になりますが、脳のエネルギー源もブドウ糖なります。
霊長類は脳に多くのブドウ糖を消費されるので、ビタミンCの材料として回せなかったとする意見。

どちらが正しいのか、それとも両方が正しいのか、正しくないのか分かりません。
まだまだ研究の余地があるようです。

人間は、ビタミンCが合成できないので、ストレスを抱えやすいし、癌などの病気にもなりやすいかもしれません。

犬や猫が体内でビタミンCを合成できるからと言って、
その合成能力にも成長するに従い限界があるとか、
老化してくると合成能力が衰えてくるとの意見もあるようです。

犬や猫以外の動物も同様だとすると、ある年齢からビタミンCが十分足りている状態でなくなるので、
病気にかかりやすくなったり、ストレスを抱えるようになるのかもしれませんね。