資生堂の研究に分ったシミができる原因1
資生堂での慢性微弱炎症とは
先の記事にも書きましたが、資生堂では、シミができている部分にメラニンがより多く生成されてしまうのは、慢性微弱炎症状態になっていると説明しています。
今までは、紫外線などの刺激誘引物質がケラチンを刺激し、
メラノサイトを活発化させメラニンを生成させてしまうということでした。
このことは、実際に多くのサイトに書かれているます。
しかし資生堂の研究によりシミになっている部分は、
刺激誘因物質の刺激を受けていなくてもメラニンが生成されていることが分かったのです。
これが分かったのは2005年のことだ。 日焼けした肌は、紫外線を浴びなければ自然に元の状態に戻るのに、シミは紫外線を浴びていなくてもそのまま。 この疑問を解明するために資生堂が明らかにしたのだ。
でもこんな疑問、誰でも思いつくように思う。
それが2005年に明らかになってくるなんて人体への研究もまだまだ遅れているね。
もしかしたら疑問に思っていても、それを解明する技術がなかったのだろうか
まあ、とにかく資生堂はシミになっている部分が、常に弱い炎症状態になっていることを発見したのです。
私は今まで、シミができる原因は、紫外線などだとしているのが腑に落ちないと思っていました。
紫外線が当たらず、衣服の摩擦もないような部分なのにシミができてしまい、消えない場合があったからです。
そこで資生堂が解明した「シミができている皮膚の部分は、
慢性微弱炎症状態になっている。」を知ることができると納得がいきました。
だから従来の刺激誘引物質を受けていなくても、メラノサイトが活性化されてしまい、
メラニンがより多く生成し、消えないシミとなってしまうのです。
そうなるとシミを改善させるには、紫外線を浴びないように気を付けたりしてもダメだと言う言うことになるね。
何らかのケア化粧品を使わないとシミは改善できないことになる?
それともビタミンCなどのように美白効果がある食品を摂れば良いのだろうか?
んっー、・・・・そこまでは分かりません。
さらに詳しく資生堂の研究結果を調べてみますね。
資生堂での慢性角化エラーとは
通常だとメラニンを含んだケラチノサイトは最終的には、垢として剥がれ落ちてしまいますが、
慢性微弱炎症状態により、より多く生成されたメラニンが、排出できにくくなりシミとなってしまいます。
その原因を資生堂では、慢性角化エラーによるものとしています。
資生堂が、このことを分かったのが2007年になります。
その慢性角化エラーについて分かりやすく説明をしますね。
ケラチノサイトは、基底層から性質や形態を変えながら、
有棘層、顆粒層、角質層へと押し上げられ、垢として剥がれ落ちてしまいます。
これを角化と言います。
資生堂が呼んでいる慢性角化エラーとは、シミとなっている部分は、
表皮の中~上層が、角化が正常に行われなくなってしまい、
メラニンがスムーズに排出ができなくなっているということです。
その為メラニンは逃げ場を失い滞留し、肌の中で絡まってしまい、消えないシミとなってしまうのです。
こんな状態になっているなら、シミを消すどころか薄くするのは難しいようですね。
だってシミができている部位は、常にメラニンが生成されているのに
メラニンを含んだケラチンは排出できないんですよ。
適切な成分の入ったケア消し用品を使えば何とかなるのかしら。
たとえばトラネキサム酸だったらメラニンを作らせようとする伝達物質をブロックできるし、
たしかビタミンCは、チロシンをメラニンに変えてしまうチロシナーゼと言う酵素の働きを阻害できる。
一番良いのはシミができないよう予防することが一番大切なのかな。
でも、それが一番難しそうだ。
資生堂が解明したのは、慢性微弱炎症や慢性角化エラーだけではない。
次のページにも明らかになったことを紹介していきますね。